自転車旅の積載術

荷物をどう積むかで、旅の快適さは大きく変わります。

大原則:背負わない、車体に積む

自転車旅でいちばんやってはいけないのが、大きなリュックを背負って走ることです。肩と腰への負担が蓄積し、汗で背中が蒸れ、重心が高くなってふらつきの原因にもなります。荷物は車体に積み、体は身軽にが大原則です。

体に付けていいのは、貴重品や行動食を入れた小さなボディバッグ程度。それ以外はすべてバッグ類に振り分けましょう。

合計60〜75Lが目安

宿泊を伴うツーリングの積載量は、合計60〜75Lがひとつの目安です。内訳の例としては、リアキャリアに取り付けるパニアバッグが左右で40〜50L、サドルバッグが10〜15L、フロントバッグやフレームバッグで5〜10L。テント泊なら上限寄り、宿泊施設利用なら下限より少なくても収まります。

容量に迷ったら「少し足りないかも」くらいがちょうどいいバランスです。空きスペースは必ず余計な荷物で埋まります。

何を持っていくかはサイクリング持ち物リストで整理できます。テント泊・宿泊施設それぞれに合わせたリストが作れます。

配分のコツ:重いものは低く、後ろに

積載の基本は重いものほど低く、車体の中心か後輪寄りにです。工具や着替えなど重量のあるものはパニアバッグの底へ。テントや寝袋のようなかさばるものはリアキャリアの上かサドルバッグへ。フロントには地図やカメラ、行動食など、走行中に取り出したい軽いものを入れます。

左右のパニアバッグは重量をできるだけ均等にするのがふらつき防止のポイントです。雨対策として、着替えや電子機器は防水スタッフバッグに入れてからバッグに収納すると安心です。

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よくある質問

リュックで自転車旅はだめ?

短距離なら可能ですが、宿泊を伴う旅では肩・腰への負担と重心の高さがリスクになります。車体積載が基本です。

60〜75Lも本当に必要?

テント泊装備を含む場合の目安です。宿泊施設を使う旅なら30〜40L程度でも収まります。

キャリアがない自転車でも積載できる?

大型サドルバッグとフレームバッグを組み合わせる「バイクパッキング」なら、キャリアなしでも20〜30L程度積めます。

重いものはどこに積む?

パニアバッグの底、車体の中心から後輪寄りが基本です。重心が低いほど安定します。

雨対策はどうする?

完全防水のバッグを選ぶか、中身を防水スタッフバッグに小分けしてから収納しましょう。

ハンドルに荷物を掛けてもいい?

袋をぶら下げるのは操舵に影響して危険です。フロントバッグなど専用の固定方法を使いましょう。