ゲレンデの安全対策

ヘルメット着用の広がりと、初心者が気をつけたいポイントをまとめました。

ヘルメット着用はもう「当たり前」になりつつある

ひと昔前まで、日本のゲレンデでヘルメットをかぶるのは競技者か上級者というイメージがありました。しかし状況は大きく変わっています。ヘルメット着用は重傷リスクを大きく下げることが複数の調査で示されており、着用者は年々増え続けています。ゲレンデを見渡しても、ニット帽よりヘルメットのほうが多い日が珍しくなくなりました。

頭部のけがは、他の部位に比べて重症化しやすいのが特徴です。転倒時だけでなく、他の滑走者との衝突でも頭を打つリスクがあります。スキー・スノーボード用ヘルメットは1万円前後から手に入り、防寒性もニット帽より高いので、防寒具としても優秀です。

初心者こそヘルメットを

「初心者だからスピードを出さないし、ヘルメットは大げさ」と思うかもしれません。実際は逆で、転倒回数がいちばん多いのは初心者です。特にスノーボードは後方への転倒で後頭部を打ちやすく、初日のリフト降り場や緩斜面でのけがが少なくありません。スピードが出ていなくても、凍ったバーンに頭をぶつければ大きなダメージになります。

子供には、多くのスクールやスキー場がヘルメット着用を推奨または必須としています。家族で行くなら大人も一緒にかぶるのが自然な流れです。

ヘルメットを含めた持ち物の全体は、スキー・スノーボード持ち物リストで条件を選ぶだけでチェックできます。

雪山の紫外線は真夏並み

標高が高いほど紫外線は強くなり、さらに雪面は紫外線の約8割を反射します。つまり雪山では上からと下からのダブルで紫外線を浴びることになり、晴れた日のゲレンデは真夏のビーチに匹敵します。日焼け止めとリップクリームは必需品、ゴーグルは目を守るためにも晴天時こそ着用しましょう。ゴーグルの曇り止めがあると、視界不良によるヒヤリも減らせます。

疲れる前に休む

けがが多いのは、体力が落ちてくる午後です。「あと1本」で転倒してけがをするのは典型的なパターン。こまめな休憩と水分補給を心がけ、疲れを感じたら無理せず切り上げましょう。リフト券の元を取ることより、無事に帰ることのほうが大切です。

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よくある質問

ヘルメットの着用は義務?

日本のスキー場では原則任意ですが、着用率は年々上昇しており、子供には必須とするスクールも増えています。

初心者にヘルメットは必要?

転倒がいちばん多いのは初心者です。低速でも凍った斜面で頭を打つと危険なので、着用をおすすめします。

ニット帽とヘルメット、どちらが暖かい?

ヘルメットのほうが風を通さず暖かいことが多いです。インナーキャップを合わせるとさらに快適です。

雪山で日焼け止めは本当に必要?

必要です。雪面は紫外線の約8割を反射し、晴れたゲレンデは真夏並みの紫外線環境になります。

ゴーグルが曇って前が見えないときは?

曇り止めを塗り、リフトでゴーグルを額に上げないのが基本です。内側の水分を拭き取るのも効果的です。

けがを防ぐ滑り方のコツは?

疲れる前に休むこと、スピードを制御できる範囲で滑ること、混雑エリアで停止しないことが基本です。