車中泊向きの車種選びのポイント
快眠できるかどうかは「どこまで平らになるか」で決まります。
「フルフラット」には2種類ある
カタログの「フルフラット」という言葉には注意が必要です。多くの乗用車の「フルフラットモード」は、シートを倒してなんとなく平らに近づくだけで、実際にはシートの凹凸や段差が残ります。この状態は「仮眠ができる」レベルで、一晩ぐっすり眠る「完全にフラット」とは別物です。
車中泊向きなのは、シートを倒すか跳ね上げたときに荷室からシート面まで途切れのない平面ができる車です。試乗の際は、実際にシートを倒して手のひらで段差を確かめるのが確実です。
カテゴリ別の向き不向き
軽バン(エブリイ、アトレーなど)は車中泊の定番です。荷室が箱型で完全にフラットになり、大人が足を伸ばして眠れます。価格も維持費も抑えられ、車中泊仕様のカスタムパーツも豊富です。
ミニバンは室内高と広さで最有力候補です。3列目を格納して2列目を倒せば広大な就寝スペースができる車種が多く、家族での車中泊に向きます。ただしシートの段差は車種差が大きい部分です。
SUVは後席を倒すと荷室と繋がる車種が多いものの、傾斜や段差が残りがちです。マットでの段差解消を前提に考えましょう。軽自動車(ハイトワゴン系)も、シートアレンジ次第でソロなら十分実用になります。
車が決まったら、車中泊持ち物リストでスタイルと季節に合わせた装備を確認しましょう。マットや目隠しなど、必需品を漏れなくチェックできます。
段差は道具で埋められる
いま持っている車がフルフラットにならなくても、あきらめる必要はありません。車中泊用マットレスは厚さ8〜10cm程度の高反発タイプならシートの段差をほぼ吸収してくれます。車種専用設計のマットなら、隙間までぴったり埋まります。
また、駐車場所のわずかな傾斜も睡眠の質を大きく下げます。頭が低くなる向きに寝ると特に不快なので、レベラーで車体を水平にするか、頭を高い側に向けて寝るようにしましょう。
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よくある質問
「フルフラット」と書いてあれば車中泊できる?
要注意です。多くの車の「フルフラット」は段差が残る簡易的なもので、快眠には段差解消マットが必要です。
車中泊にいちばん向いている車は?
荷室が完全にフラットになる軽バンや、室内の広いミニバンが定番です。用途と人数で選びましょう。
軽自動車でも車中泊できる?
ソロならハイトワゴン系の軽自動車でも十分可能です。シートアレンジと段差の出方を確認しましょう。
SUVは車中泊に向かない?
向かないわけではありませんが、荷室に傾斜や段差が残る車種が多く、マットでの調整が前提になります。
マットはどのくらいの厚さがいい?
シートの段差を吸収するなら8〜10cm程度の高反発タイプが目安です。
傾いた場所に停めるとどうなる?
頭が低いと血が上って眠れません。レベラーで水平にするか、頭を高い側にして寝ましょう。